膜構造建築について

膜構造建築について

膜構造とは、屋根や外壁に膜材料を用いた、膜構造建築物等、
また、膜天井のように内装や外装に膜材料を用いた構造のことです。

1,膜構造建築物の特徴
①材料の軽量性や高強度を活かした大規模な空間の実現が可能。
②材料の透光性を活かした明るい空間を作り出し、照明コストの削減が可能。
③曲面を活かしたデザイン性に富んだユニークな外観や、周囲の環境に調和したデザインが可能。
④屋根の重量が軽く、膜材自体に伸縮性があるため地震による影響を受けにくい。

2,膜構造建築物の形式
①骨組膜構造
  鉄骨造その他の構造の骨組に膜材料を張ることにより、骨組と膜材料が一体となって荷重・外力を負担する構造
②サスペンション膜構造
  構造用ケーブルに膜材料を張ることにより、ケーブルと膜材料とが一体となって荷重・外力を負担する構造
③空気膜構造
  膜材料で覆われた空間に空気を送り込むことによって、内部の空気圧を高め、膜を張力状態として自加重および外力に対して抵抗する構造

3,SDGsの取り組みにつながる
一般的な建築材料に比べ、大幅にCO2排出量が少ない。
1㎡当たりの重量約1kg(A種)という軽さがポイント。
CO2排出量が少なければ、それだけ環境への負荷も軽減されます。
また、高透光率により、日中照明が不要なため、電力消費も抑えることが可能です。